いま
放たれている心身の声を聴く
その心身が本当に求めていることを
熟慮する
真剣に
正直に
本質と向き合う時間
「悩みとなっている」ことの
こたえを
共に求め探し
当たり前に
上がったり下がったりする
その自然の巡りに触れながら
小さくても重要な変化を
今あるその「いのち」を
ただただ
ひたすら見つめる
そんな場所を作りたかったのです。
店主
工藤 智美 Tomomi Kudo
薬剤師
国際中医薬膳師
日本統合医学協会
アロマインストラクター
アドラー心理学1級
菜食美人法人 断食マイスター
自然薬研究会会員
一般社団法人統合医療生殖学会
子宝カウンセラーの会会員
日本統合医学協会会員
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薬剤師としての勤務、またその前の薬局アルバイト時代
そして、元々突然起こる謎の腹痛や風邪のひきやすさ等、自分の身体に自信を持てず信用もできなかった自分自身
さまざまな出逢いの中で、「癒す」「癒される」とは何か・・・
ということをずっと考えてきたように思います。
その方、その時に合った医療が提供され、薬が処方され、ガイドライン上は何も問題がなく、科学的にも効果が出るはずの対処なはずなのに、医療を受けたその人や家族の目に「希望」や「期待」が感じられず、本来医療を受けた後に起こるはずの「癒し」とかけ離れたケースを目にするたび
「薬局」は医療を受けられた方が、最後に通る「医療の門」
医療に対して、医療者に対して、薬に対して
制度やシステムに対して・・・
そして自分自身の感覚や、感じているはずの痛みや苦しみ、今後迎えるはずだった未来に
疑問や不信、不満を抱いたまま 帰宅されていく
「この状態で、この方をいつもの日常に帰したくない」
そう思うのに、納得がいかないのに
当時の私は「一般的な薬局での仕事」以上に何ができるのか見出すことができず
葛藤を抱えた日々を過ごしていました。
薬自体は悪くはない
結局は、生み出す人間、扱う人間次第
なのに、本質を見つめられるほど強くなかった私は、そこを見つめる前に薬を全ての犯人にし、責め続けていました。
まさに対処療法であるそのやり方に、心が納得するはずもなく
模索する日々を過ごす中で
病や不調に、全身全霊で向き合う患者様や友人
さまざまなことを試してみた後の私自身の身体の変化
思い切って飛び込んだ製薬現場での様々な出逢い
「薬剤師」を離れて過ごした時間
あれよあれよと運ばれた震災直後の町で出逢った患者様
生まれて初めて知る、大きく崩れた精神によって起こる身体の重さ
かけがえのない出逢いの中で、科学ではない、そして言葉で表現することのできない「こたえ」のかけらを見つけ出すことができたのです。
以前、よく泣きながら「薬剤師辞める」と愚痴をこぼしていたことがあります。(工藤は泣き上戸です)
でも、その本当の「こたえ」は、辞めたいのではなくて、あらゆる薬を知る薬剤師として自分が納得するまで「ちゃんと」働きたい、でした。
「心配性ですね」
関東での薬局勤務時代、患者様のことが心配で自宅を伺った際に、患者様が笑いながら言いました。
確かに、私は心配し始めると止まらない傾向はあります。でも、大切な大切な、唯一無二の患者様の身体です。
そこを扱う医療者である以上、「もしかして」やモヤっとしたことを見逃すことはなかなかできないものです。
こうしてカウンセリング型の薬店をやるようになり、1回のカウンセリング後、記録がA4用紙5枚を超えることもありました。薬剤師の習性でしょうか。どんな様子であったか、何をどのように語られたか、本当にこれがその人に合っているか、等々をメモし考察した記録です。
ここ最近、記録棚がいっぱいになり場所をお引越ししたのですが、お客様のファイル数が単純に増えるのではなく、いらした方お一人お一人のファイルの厚みが増していくことも、この薬店を開いた意味なのだと感じています。